ダークボのふきカエ偏愛録

#50 2019年のふきカエ初め

早いもので、もう今年最後の更新です。次の更新はたぶん2月だから、まだ書けることが少ないけど、書くしかありませんな・・・またふきカエ作ってます!
2019年1月3日(木)夜11時から放送予定の新春シネマスペシャル『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』

ダークボのふきカエ偏愛録

1950年代、ローカル人気店だった「マクドナルド」にフランチャイズ化を持ちかけ、着々と店舗数を増やしていくレイ・クロック(マイケル・キートン)。しかしその勢いは本当の創業者であるマクドナルド兄弟(ジョン・キャロル・リンチ、ニック・オファーマン)の意には沿わず、結果的には強引な乗っ取りとなって、やがて「マクドナルド」は世界最大のハンバーガーチェーンに・・・。
巨大企業の誕生秘話を実名で赤裸々に描き、それでも観終わると無性にハンバーガーが食べたくなる、と話題になった作品。おせちに飽きた頃の夜食テロ番組としてお送りします。

日本では昨年公開され、今回が無料テレビ初放送ですが、驚いたことに、発売中のDVD・ブルーレイにはふきカエが入っていません。
劇場でもふきカエ版上映が当たり前になった今どき何と珍しい・・・と思ったら、最近では『ゲティ家の身代金』なんかもふきカエ無しなんですと。世知辛いなあ、KADOKAWAさん。
ともあれ、無いものは作るしかない(あっても作るけどね)というわけで、初めてふきカエを制作させて頂くことにした次第。

声優陣のキャスティングは決まってますが、アフレコはまだ先で、終わるまでは何が起こるかわからないからヒミツ。
でも一つだけ発表しちゃおうかな・・・マイケル・キートンのふきカエは、山寺宏一さんにお願いしてます。

マイケル・キートンと言えば、近年は渋い演技派としてアカデミー賞作品にからんだり、スパイダーマンと戦ったりと大活躍ですが、俺の世代にとっては『ラブINニューヨーク』や『ミスター・マム』、そして『ビートルジュース』の頃のドタバタ演技が忘れられないコメディアクター。何しろ彼がティム・バートン監督の『バットマン』でタイトルロールに抜擢された時は、マット・デイモンのジェイソン・ボーン、ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドと並ぶ“びっくり人事”で仰天したもんね。
山寺宏一さんは『バットマン』と『バットマン リターンズ』の「日曜洋画劇場」版で、マイケル・キートンのブルース・ウェイン/バットマンをカッコよく演じてますが(ついでにレゴバットマンも・・・)、“バットマン以前”のマイケル・キートンの主演作『ガン・ホー』(日本未公開だけど俺はスクリーンで観たんですよ。その昔話はこちら)でもマイケルをアテてました。
『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』は、マイケル・キートンの役どころとしては『ガン・ホー』以来のビジネスマン映画(かなりビターだけど)ですから、今回のキャスティングはもう山寺さん一択。『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』『PART3』のふきカエで始まった2018年の締めくくりに山ちゃんとお仕事できて、感慨無量であります。他のキャストも豪華ですよ(予定)。
制作は年内だけどオンエアは年明けだから、2019年のふきカエ初め(平成最後のテレビふきカエかも・・・)。どうぞご期待ください。

そうそう、今回の『ファウンダー』は、この「ふきカエレビュー」でもおなじみの吉田Pとの久しぶりのお仕事(『クリフハンガー』以来ですよ)。
その吉田Pがかつて担当された渾身のふきカエ作品を、BSテレ東で、何と大みそかにオンエアします。ダークボのふきカエ偏愛録
今夏、まさかのリバイバル上映で盛り上がった『ストリート・オブ・ファイヤー』(応援上映行きたかったー!)。マイケル・パレは池田秀一さん。
12月31日(月)夜9時30分からの放送です。紅白の裏で、今夜は青春!

連載50回目だというのに、いつも以上にゆるゆるですみません。こんな感じでもうちょい続けさせてもらいますかな。
それでは皆さん、よいお年を!

 

[作品画像はAmazon.co.jpより]
※Amazonのページで紹介しているDVD・ブルーレイ等のソフトは、日本語吹替え音声を収録していなかったり、このページで紹介しているものとは異なるバージョンの日本語吹替え音声を収録している場合や既に廃盤となっている場合もありますので、ご購入等の際はご注意ください。