ロマンティックファンタジーの傑作映画『ある日どこかで』ささきいさお、羽佐間道夫、甲斐田裕子の豪華新録吹き替え版で放送!

BSテレ東にて、2021年2月10日(水)夜7:55~放送!

『ある日どこかで』BSテレ東新録吹き替え版に参加の、ささきいさおさん、羽佐間道夫さん、甲斐田裕子さん、そして、久保一郎プロデューサーからコメントを紹介します!
豪華な声優陣による究極の新録吹き替え版をお楽しみに!
ある日どこかで

ささきいさおさん コメント
――クリストファー・リーブのリチャード役をオファーされた時の感想は?
 オファーされたことは嬉しかったけれど、「スーパーマン」から数十年たっているし、最近はスタローンのドスのきいた低音ばかりアテているから、正直言って、若い声も、演技も、あまり自信がありませんでした。でも、せっかく指名されたのだから、意地でもやり抜こうと決心して、取り組みました。

――実際に演じてみていかがでしたか?
 声のほうは結構、若くできたのではないかと思います。でもC・リーブの演技は独特の細やかさや遊びがあって、この作品は、結構楽しんで演じている部分が多いのです。その軽い部分や、延々と苦しむシーンを、向こうの呼吸に合わせて演技をするのに、とても苦労しました。それだけに、見るのが楽しみです。

――どの部分が難しかったですか?
 一人芝居の部分が多く、息や台詞が入り混じっていて、アドリブのように軽く演じたり、延々と苦しんだり、リズムに乗るのにとても苦労しました。

――1980年と1912年の違いは?
 時代の違いはあまり意識しませんでした。むしろ周りが古風な中にリチャードという若者が飛び込んでいった…という感じじゃないかな。

――羽佐間さんとの共演について
 何年か前のことですが、アニメ関係のステージで「ダブル・エイドリアン!をやろう」と提案されて一緒にやったことがあります。スタローンに関しては、お互い意識はしていますが、尊敬する先輩なので、共演は嬉しかったです。

――新録された『ある日どこかで』の見どころは?
 クリストファー・リーブの清々しさが出ていればいいなと思います。あれだけ清潔個性の俳優はめったにいないですから。
ちょっぴり古風なファンタジーに包み込まれたラブストーリーは、夢の中に誘い込んでくれますよ。それが新録で出せているといいのですが・・・。

――自分がタイムトラベルできたら?
 デビュー当時の1960年代かな…。みんなが上を目指して頑張っていたような時代でした。結構、モテたしね・・・。 


羽佐間道夫さん コメント
――本作では、自分が女優として育て上げたエリーズが、突然どこからか現れた青年に心を奪われていきますが、ロビンソンを演じられた感想を教えてください。
ロビンソン役のクリストファー・プラマーはカナダ大統領を家系に持つ品格ある名優です。吹き替えて、迷優とならぬようにと、心しましたが、さて結果はどうでしょう?

――ささきいさおさんとの共演はいかがでしたか?
いさおさんとは、シルベスター・スタローンの吹き替えを二人で分かち合ってる立場です。主に「ロッキー」を小生が、その他の全てをいさおさんが。今回の二人の役柄は、彼は相変わらずの瑞々しい大二枚目、私は癖のある少々水気をなくしたオジサン役。吹き替えを観て頂ければ、その差は歴然です。

――今回の新録された『ある日どこかで』の魅力、見どころを教えてください。
エリーズ役(ジェーン・シーモア)の最高に美しかった時の作品が、甲斐田裕子の吹き替えで又盛り上がりました。
美女の息吹を聞きたければ、必見です。

――自分がタイムトラベルできたら、いつに行きたいですか?
最近の私への、男性からのファンレターは、「羽佐間さんの吹き替え、夢中になって観ていたのは、小学生の頃でした! 今は会社で窓際族です」といった類が多いのです。さて私のタイムトラベルは、過去へではなく、すぐ近くの、未来の地獄に落ちて、閻魔の灼熱棒で小突かれている姿ばかりです。そこにはマリリン・モンローも、シーモアもいません。


甲斐田裕子 コメント
――本作では、突然現れるリチャードに戸惑いつつも惹かれていくヒロイン、エリーズを演じられましたが、演じてみていかがでしたか?
とても純粋で少し世間知らず、周りの期待に応えるために今までまっすぐ生きてきたんだと思います。でも自分の心の変化、運命に気づいたら、はっきり行動に移せる芯の強さを内に秘めてます。初心なところとじゃじゃ馬なところ、色々演じられて楽しかったです。

――難しいところはありましたか?
満を持しての登場となるので、最初の一言が特に難しいと思いました。あと、昔の作品の新録はいつも悩みます。当時の映画に合う喋り、と言うものがあると思っているので、なかなか自分で納得がいかないのですが、今の精一杯を込めました。

――ささきいさおさん、羽佐間道夫さんとの共演はいかがでしたか?
大先輩を通り越してレジェンドのお二人と、しかも半日一緒に台詞を交わせたこと、私の声優人生においてこれ以上ない喜びです。その空間を糧にできるよう、全身で吸収してきました。お二人とも元気でお茶目で、台詞以外でも楽しかったです!

――今回の新録された『ある日どこかで』の魅力、見どころを教えてください。
やはり、ささきいさおさんのクリストファー・リーブ!に尽きるでしょう!完全版が他にもあるのに新録した理由はそれ以外無いと思います。早く放送が見たいです。

――自分がタイムトラベルできたら、いつに行きたいですか?
この映画ができた頃(私が生まれた年!)の吹替現場を覗いて、懐かしい大先輩やお会いできなかったレジェンドの方々の仕事を見学したいです。噂によるとちょっと怖そうなので、スタジオの端で空気だけ感じたいです。


久保一郎プロデューサー コメント
宮川一朗太さん&山寺宏一さんで新録した「バック・トゥ・ザ・フューチャー」三部作に続いて、また一つ、30年来の夢が実現しました。「ある日どこかで」は、劇場で観て以来、本作中で写真の美女が寝ても覚めても忘れられなくなるリチャードのように、心を奪われた作品。しかし世界中に自分のような熱狂的なファンがいるにも関わらず、(DVD版とNETFLIX版はありますが)今の今まで日本語吹き替え版を作るテレビ局はありませんでした。クリストファー・リーブならこの声、というささきいさおさんに快諾して頂き、遂に吹き替え新録が始動しましたが、さらに羽佐間道夫さん、甲斐田裕子さんにもご参加頂いて、結果的にロッキー(羽佐間さん)とランボー/スーパーマン(ささきさん)とワンダーウーマン(甲斐田さん)の共演という、胸アツなプロジェクトになりました。この顔ぶれですから、出来栄えはもう、絶対的な安心感!
BS限定、これぞ洋画番組の醍醐味!という究極の吹き替え版をお楽しみください。
→ダークボのふきカエ偏愛録「#63 「あなたなの?」「そうだよ」」

『ある日どこかで』ストーリー
1972年。劇作家を志す大学生リチャード・コリアー(クリストファー・リーブ)の処女作の初演の日、見知らぬ老婦人が彼に懐中時計を渡し「帰ってきて」と告げて去った。それから8年後、劇作家となったリチャードは、旅先のホテルに展示されていた一枚の写真に心を奪われる。写真の美女は往年の人気女優エリーズ・マッケナ(ジェーン・シーモア)。図書館で彼女の記録を調べて、8年前の老婦人がエリーズだったことに気付いたリチャードは、エリーズの元秘書ローラ(テレサ・ライト)を訪ね、懐中時計がエリーズの宝物で、8年前に彼女が亡くなったことを知る。エリーズの遺品の中にあった本「時を超える旅」の著者からタイムトラベル体験について聞いたリチャードは、ホテルの部屋で、1912年への旅を試みる…。

BSテレ東 シネマクラッシュ
『ある日どこかで』

ある日どこかで→番組ホームページ
【放送日時】
2021年2月10日(水)夜7:55~9:54
【放送局】
BSテレ東(BS7ch)/BSテレ東4K(4K7ch)
【出演】
クリストファー・リーブ(声:ささきいさお)、ジェーン・シーモア(声:甲斐田裕子)、クリストファー・プラマー(声:羽佐間道夫)、ビル・アーウィン(声:茶風林)、テレサ・ライト(声:定岡小百合)ほか
→スタッフ・全吹替えキャストは「話題のふきカエ」で
【監督】
ジュノー・シュウォーク
【製作年・国】
1980年アメリカ
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