“凄ワザ吹替え”プロジェクト 作品情報

 

 『パルプ・フィクション』ミーツ
『セサミ・ストリート』!

“凄ワザ吹替え”プロジェクト対象作品

「スサミ・ストリート全員集合 ~または”パペット・フィクション”ともいう~」とは!?

邦題決定!
『スサミ・ストリート全員集合 ~または”パペット・フィクション”ともいう~』

★解説
ドイツに「Autsch!(「痛っ」という意味)」という、知らない人のいない超人気のマペット・コントがあります。白熊のカーレ、モグラのモール、カエルのファルケンホルストが繰り広げる、ナンセンス・ギャグ・シリーズです。
その作者であり、マペットの操演、声を演じるレネ・マリクが、この三匹のキャラを主演にして監督した映画が「スサミ・ストリート全員集合 ~または”パペット・フィクション”ともいう~」です。
すっとぼけたマペットと人間が共演にもかかわらず、本作はファミリー向け映画ではありません。善人も悪人も区別なく命を落とし、先の読めない超展開が連続する、ハードコア・クライム・ムービーです。

凄ワザ吹替え

★ストーリー
絶大な人気を誇る白熊のコメディアンのカーレ、ショーのプロデューサーでカエルのファルケンホルスト、アシスタントでモグラのモールの3匹は、豪華なナイトクラブを連日満杯にし、ウハウハ状態。しかしカーレにはコカインの常習癖があった。付き人のリッチーは、凶暴なギャングのスペックから、カーレに渡すコカインを買うが、借金も膨らむ一方…

その頃、町外れの小さな劇場では、木彫りの人形たちが冴えない劇を上演していた。地主は老朽化した建物を壊すことを決め、家賃を滞納する劇団に出てゆくよう命じる。座長のカスペルは、劇場を買い取る金を作るため一計を思いつく。それは、大スターのカーレを誘拐して身代金=家賃をせしめることだった。

観客としてカーレのショーにもぐりこんだカスペルは、リッチーとスペックのトラブルに乗じてまんまとカーレを誘拐する。脅迫状を受け取ったファルケンホルストは身代金を支払うことに決めるが、口座の残高はゼロ。リッチーが借金の返済で使い込んでいたのだ。ところが、モールがどこからか大金の入ったカバンを持ってくる。だがそれは、犯罪組織の金だった。

身代金の受け渡しに向かうリッチーの前に、カバンの中身を知ったスペック一味が現れる。大金をめぐって、マペットと人間が入り乱れ、死体が飛び交う、お笑いとバイオレンスの大混戦がヨーイ・ドン!

「最後に生き残るのは誰だ!?」
★スタッフ
製作・監督・脚本:レネ・マリク
レネ・マリク 1970年、ドイツ出身。数学での大学進学準備プログラムを中止して、1993年よりパンクロック・グループに参加。その2年後、ベルリンのドラマ・スクールで人形操演師の勉強をし、卒業後、プロの人形操演師としての活動を始める。
ドイツのイェーナ市を中心に、カエルのファルケンクロフト、白熊のカーレ、モグラのモールのパペットを使った、人形によるコント「Autsch!」シリーズをはじめる。最初は地味な公演を続けていたが、あるファンが映像に撮ってYouTubeにアップしたことから、ドイツ中で話題になる。
その後は、テレビのショーなどにひっぱりだことなり、ドイツを代表するコメディアンのひとりとなる。
「Autsch!」シリーズは多数DVD化され、関連グッズも発売。本作は、レネ・マリクの初の監督作品である。

共同監督:ヨハン・ロビン
共同製作:オリビエ・ストルツ
共同脚本:レネ・マリク、トーマス・ブルスィヒ
撮影:ベルンハルト・ヤスパー
音楽:アリ・N・アスキン

★キャスト
レネ・マリク(ファルケンホルスト、カーレ、モールの声)
クリストフ・マリア・ヘルプスト(スペック)
ドルカ・グリルシュ(スベトラナ)
ホルガー・クラフト(リッチー)

2013年制作
ドイツ作品
原題:PUPPET FICTION (Geld her oder Autsch’n!)
上映時間:93分/スコープサイズ(2.35×1)
⇒予告編(字幕版)